2024年12月7日に、東京〜京都間を走る東海道新幹線「のぞみ」に、日本を代表するバリスタ・焙煎士が乗り込み、最高のコーヒーを提供した「スペシャルティコーヒー新幹線」。
「のぞみ」の一車両に、日本を代表するバリスタである石谷貴之さん、小坂田祐哉さん(Raw Sugar Roast)、西尾逸平さん(Direct Coffee Kyoto)の3人が乗り込み、トップオブトップのスペシャルティコーヒーを提供しました。
新幹線車内に、エスプレッソマシンとグラインダーを持ち込むという前代未聞のこのイベント。多くの方の協力で、素晴らしいイベントとなりました。
CROWD ROASTERと、協業しているパナマ専門のインポーター Brisa & Tierra は、石谷貴之バリスタと、Raw Sugar Roast の小坂田祐哉焙煎士が使用する「パナマ ゲイシャ」の厳選されたロットを提供しました。
小坂田祐哉さんは、買えるのは世界でたった2人のバイヤーだけという、レア度が、世界一とも言える究極のパナマ ゲイシャが「ラ・ウエリア ゲイシャ」を飲み比べの1銘柄として提供。
石谷貴之さんは、パナマ ゲイシャのなかでも突出した有名ブランドとなった「アブー ゲイシャ」をミルクビバレッジとして提供しました。
今回このお二人から、スペシャルティコーヒー新幹線のイベント後に感想をお聞きました!
「次につながる通過点に」小坂田祐哉さん
新幹線60周年記念ということで、最初にお声がけいただいた時には、僕でいいのかなと思いましたが、今回のイベントは個人的にもいい思い出になりました。
石谷さん、逸平さんとイベントをご一緒するのは初めてだったのですが、喋りたいことを喋らせてもらっただけなので、楽しかったです。
車内では、4種のコーヒーをお出ししました。
今はアナエロビックや特殊発酵といった、世界各地でプロセスの技術が上がってきていますが、基本的な、産地個性を一番のベースに持っておかないと、コーヒーの楽しみ方がブレるのではないかと僕は思っています。
そこで、基本となるエチオピアのウォッシュト・ナチュラルとケニア、もう一種はCROWD ROASTERさんのパナマゲイシャの4種を選びました。
本当はもっと用意したかったんですが。
石谷さん、逸平さんとイベントをご一緒するのは初めてだったのですが、喋りたいことを喋らせてもらっただけなので、楽しかったです。
車内では、4種のコーヒーをお出ししました。
今はアナエロビックや特殊発酵といった、世界各地でプロセスの技術が上がってきていますが、基本的な、産地個性を一番のベースに持っておかないと、コーヒーの楽しみ方がブレるのではないかと僕は思っています。
そこで、基本となるエチオピアのウォッシュト・ナチュラルとケニア、もう一種はCROWD ROASTERさんのパナマゲイシャの4種を選びました。
本当はもっと用意したかったんですが。
焙煎もまずはエチオピア ウォッシュトや、ケニアをうまく焼けないといけない。80、85点くらいのレンジをうまく焼けるということの方が大事かなと思います。僕もいい豆は焼きたいですけどね。
パナマ ラ・ウエリア ゲイシャを焙煎した時は、けっこう緊張しましたね。一回で十何万円というものを7、8分で焼くので。
ただ、これまでいろいろな豆、いろいろなゲイシャを焼いてきたので、その経験をもとに、焙煎しながら予測していって、こういうふうに焼いていこうと考えたやり方が、結構ピッタリとハマったので。よかったです。
このゲイシャは、まずはフローラルで、アナエロビックですけどきれいに発酵しているので変な強さもないですし、ハーブっぽい香りもあったりいろいろなフレーバーがあって、とにかくクリーン、上品ですよね。
普段からスペシャルティコーヒーを飲んでいらっしゃるお客様もいたと思うんですが、やっぱり基本というものを改めてみんなで再確認したいなと思って、このラインナップにしました。
イベントでは、スペシャルティコーヒーの現状や、産地個性について話をしたのですが、1人目だったので、新幹線の車内というのもあるし、お客様も慣れていなくてこの空気感どうしようかなと思ったんですが、話している中で、頷いている人とか、反応が見えて楽しめました。
イベントでは、スペシャルティコーヒーの現状や、産地個性について話をしたのですが、1人目だったので、新幹線の車内というのもあるし、お客様も慣れていなくてこの空気感どうしようかなと思ったんですが、話している中で、頷いている人とか、反応が見えて楽しめました。
そのあとの逸平さんがフランクな雰囲気でお話ししてくれましたし、シリアスな話ばかりだったら疲れるかなと思うんですけど、バランスが良かったのかなと。
本当にあっという間に京都に着きましたね。
JR東海の方をはじめとした皆さんが、4カップあったので大変だったと思うのですが細かく準備してくださって、本当に感謝でした。
このイベントが成功してそれで終わりではなく、次につながる通過点になればいいですねとみんなと話していて。あとは僕が話したことがお客様に伝わっていればいいかなと思います。
「想像以上の揺れに耐えながら」石谷貴之さん
東海道新幹線開業60周年記念という節目の年に、「スペシャルティコーヒー新幹線」に乗車しコーヒーを提供させていただきました。
お話をいただいた時、自分にできる最大限のことはやはりエスプレッソだと思い、JR東海の方やマシンサポートをしていただいたトーエイ工業さんに無理を言って新幹線内にエスプレッソマシンとグラインダーを設置していただきました。
新幹線に本格的なエスプレッソマシンが乗るということ自体が初めてのことで大きなチャレンジでした。
抽出しているときは想像以上に揺れることを実感しました。
お話をいただいた時、自分にできる最大限のことはやはりエスプレッソだと思い、JR東海の方やマシンサポートをしていただいたトーエイ工業さんに無理を言って新幹線内にエスプレッソマシンとグラインダーを設置していただきました。
新幹線に本格的なエスプレッソマシンが乗るということ自体が初めてのことで大きなチャレンジでした。
抽出しているときは想像以上に揺れることを実感しました。
ミルクビバレッジを提供したのですが、席を回って注いでいるときは揺れに耐えながらお客様にこぼさないようにするのに必死でした。
ドリンクが目の前で完成していく様子を見て喜んでもらえて、そして飲んで美味しいと皆様に言っていただけてとても嬉しかったです。
今回コーヒーはCROWD ROASTERの協力のもと、PanamaのAbu Geishaを用意し、焙煎はLeaves Coffee Roastersの石井さんに依頼しました。
このAbuはエレガントさの中にも力強さがあり、ミルクとのハーモニーをしっかりと感じられます。
もちろんフィルターやエスプレッソで抽出しても美味しいのでクオリティの高さを感じました。
お客様は熱心にコーヒーの説明を聞いてくれたり、質問も多く、車内には一体感が感じられ東京〜京都の2時間があっという間の時間でした。
何よりあの場でコーヒーを淹れられたことがとても楽しく貴重な体験をさせていただきました。
企画をしていただいたJR東海の方々をはじめ、サポートをしていただいた多くの方々、そしてご乗車していただいたお客様、皆様本当にありがとうございました。
お二方、コメントありがとうございました!
今回のイベントの裏側を、CROWD ROASTER メディアではさらにお伝えしていく予定ですので、お楽しみに。