「エスメラルダ スペシャル ゲイシャ」シリーズですが、発売より大変多くのご反響をいただいており、誠にありがとうございます。

 

ありがたいことに、お客様からは「ロングアフターで甘みが感じられる」、「アロマがすごい」、「エスメラルダ スペシャルを飲んでみたかった」といったご感想を頂戴しております。
また、お客様からせっかく購入するのであれば、美味しく飲める抽出方法を知りたい、というお声をいただきました。

そこで、本日の記事では、CROWD ROASTER流の美味しく飲める抽出方法をご紹介いたします。

私たちCROWD ROASTER運営チームでも、もう出会うことができないかもしれない世界最高クラスのコーヒーを、少しでも美味しく飲みたいと思っていくつかの抽出方法を模索いたしました。

目指す味わいは、トップロットのエスメラルダ ゲイシャが生み出す、「ジャスミンのようなフローラルなアロマ」と、「ピーチのような濃厚な甘み」です。

 

では、ここからは具体的なハンドドリップの際のポイントをお伝えします。

 

 

ゲイシャ ナチュラル特有のアロマとフレーバーをしっかりと取りながらもクリアネスを重視して仕上げるために、挽き目は「少し粗め」がおすすめです。

 

 

アロマを引き出すために湯温も高めがおすすめです。沸騰したてのお湯をポットに移した温度で抽出をしました。
白桃のフレーバーに包まれた際のコンディションは写真の通り、「92.6℃」でした。

 

 

コーヒーを抽出する際に温度変化が最大の敵となります。少しでも温度を変化させないために、念入りにドリッパーとサーバーを温めます。

ここが一番重要なポイントです。
しっかりとフレーバーを出すために蒸らしの湯量は多めに注ぎます。
（最高の味わいに抽出できた際には蒸らしは結果的に11g落としました。）

 

蒸らす時間は香りの立ち方で決めます。
少し難しいかもしれませんが、2投目のタイミングはフローラルな香りが開いてきたタイミングで注ぎ始めます。
（この時は「1分45秒」まで蒸らしを引っ張りました）

 

ゲイシャ ナチュラル特有のフレーバーを最大限引き出すために、しっかりとコーヒー粉を撹拌させ、圧力をかけることを意識します。
いずれ、抽出の動画を公開して参りますが、おそらく最初にご覧になった方は驚くほどの勢いに目を疑われるかと思います。
ここでしっかりとコーヒー豆に対して圧力がかからないと、フレーバーや甘味、ボディに厚みのないコーヒーに仕上がってしまいます。

 

 

あとは、今回の抽出量である275mlになるまでお湯を注げば完成です。

 

最後の一手間ですが、しっかりと温めたカップにコーヒーを注ぎます。

温度変化をゆっくりと楽しんで欲しい銘柄ですので、冷めたカップに注いでしまうと、いきなりコーヒーの温度が変わってしまい、一番温かいときの味わいを楽しむことができません。
なので、しっかりとカップを温めてからコーヒーを注ぎます。

味わい始めの温かい時はまるで搾りたて果実のような甘さ。

後半はまさに桃のキャンディであるかのような甘味に変化してまいります。

酸のイメージはしっかりとした輪郭は感じさせながらもどこまでもきめ細やかです。

特に、このコーヒーは冷め切るまでじっくりとお楽しみください。
冷めていくほどに表情が変化し、甘みもフレーバーも色とりどりに変化してくるような銘柄です。
冷めてもおいしいコーヒーはまさに上質の証でもあります。

 

いかがでしたでしょうか？
おそらく一般的なレシピとはかなり違ったアプローチではないでしょうか？

もちろん銘柄が持っているクオリティ、ポテンシャルが世界最高クラスなので、どのような淹れ方をしても一定以上の味わいをお楽しみいただけますが、今回、あまりにも最高の味わいに抽出できてしまったため、まずはこのレシピをより美味しく飲むための方法として、ご紹介をさせていただきました。

CROWD ROASTERがおすすめする抽出方法を試していただき、そこからご自身の好みに合わせた抽出にしていくのもいいと思います。

エスメラルダ スペシャルの中から、さらに厳選したセクションでとれたこの銘柄を、日本チャンピオンの仲村良行焙煎士が焙煎をした特別なゲイシャ。
またとないこの機会を是非お見逃しなく！

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2023.07.17

CROWD ROASTER