参加焙煎士の皆さんに「CROWD ROASTER」について聞いて回る本企画。第4回目は「佐野 真(さのしん)さん」です。
バックパッカーとして訪れたアジアのスラム街でコーヒーの持つパワーに触れてコーヒーの道へ。現在も関係が続くコスタリカの生産者との交流や、アメリカ西海岸での修行を経て、山梨県南アルプス市に焙煎所をオープンしました。生産者の思いを大切に、「丸い球体のような美しいコーヒー」を目指して、(焙煎ごとに)毎回まったく違うという生豆と対峙しながら焙煎しています。
そんな佐野さんに、CROWD ROASTERの魅力や期待のほか、ユーザーからの質問も多いという抽出レシピも教えていただきました。
バックパッカーとして訪れたアジアのスラム街でコーヒーの持つパワーに触れてコーヒーの道へ。現在も関係が続くコスタリカの生産者との交流や、アメリカ西海岸での修行を経て、山梨県南アルプス市に焙煎所をオープンしました。生産者の思いを大切に、「丸い球体のような美しいコーヒー」を目指して、(焙煎ごとに)毎回まったく違うという生豆と対峙しながら焙煎しています。
そんな佐野さんに、CROWD ROASTERの魅力や期待のほか、ユーザーからの質問も多いという抽出レシピも教えていただきました。
焙煎の面白さや魅力を伝えたい
─CROWD ROASTERのことを知った時の印象はどうでしたか?
佐野:初めて聞いた時は率直に「面白いなぁ」と思いました。日本はバリスタにフォーカスを当てることが非常に多いですが、焙煎士にフォーカスを当てて、なおかつお客様が焙煎士を選んでコーヒーを選択できる点が新しいと思いましたね。
—CROWD ROASTERに参加してくださった理由は?
佐野さん:うちには「バリスタやりたいです」という若い子がすごく多いんですけど、「焙煎士になりたいです」っていう子は全然いないんですね。なんでかなと考えると、バリスタはお客様と直接コミュニケーションが取れるんですが、焙煎士ってあまりお客様から見られないので、焙煎の面白さとか魅力が知られていないのかなと。
僕自身も、焙煎のことになるとどうしても難しい用語とかになってしまって、うまく伝えられないんですよね。自分でももっと焙煎士の魅力を発信したいと思っていた時にCROWD ROASTERを知って、「これだな!」と思いました。
次の世代の焙煎士が増えて、日本のコーヒーシーンのレベルアップにもなれば、世界の生産者たちからの買い付け量だったり、コーヒーサプライチェーンのレベルが上がるんじゃないでしょうか。
佐野:初めて聞いた時は率直に「面白いなぁ」と思いました。日本はバリスタにフォーカスを当てることが非常に多いですが、焙煎士にフォーカスを当てて、なおかつお客様が焙煎士を選んでコーヒーを選択できる点が新しいと思いましたね。
—CROWD ROASTERに参加してくださった理由は?
佐野さん:うちには「バリスタやりたいです」という若い子がすごく多いんですけど、「焙煎士になりたいです」っていう子は全然いないんですね。なんでかなと考えると、バリスタはお客様と直接コミュニケーションが取れるんですが、焙煎士ってあまりお客様から見られないので、焙煎の面白さとか魅力が知られていないのかなと。
僕自身も、焙煎のことになるとどうしても難しい用語とかになってしまって、うまく伝えられないんですよね。自分でももっと焙煎士の魅力を発信したいと思っていた時にCROWD ROASTERを知って、「これだな!」と思いました。
次の世代の焙煎士が増えて、日本のコーヒーシーンのレベルアップにもなれば、世界の生産者たちからの買い付け量だったり、コーヒーサプライチェーンのレベルが上がるんじゃないでしょうか。
感想やフィードバックがうれしい
ーCROWD ROASTERのどんなところに魅力を感じますか?
佐野さん:参加してみて思った魅力は、お客様がある程度焙煎士の意図を知った上で豆をチョイスできる点ですね。もちろん、店舗でも焙煎士がこんな狙いで焼いたという説明はできるのですが、あらかじめこういう豆をこういう狙いで、こういうフレーバーを出させたいといったことが(アプリ上のアイコンなどで)一覧できるので、お客様も選びやすいのかなと思います。
実際に購入された方からの感想やフィードバックが、アプリ上でいただけるのもうれしいですね。コメントの通知が来るたびに、「不満とかクレームがあったらどうしよう」とちょっとビクビクしてしまったりもしています(笑)。
あとは、ただ買うのではなく、焙煎量に達しないと焙煎されないワクワク感とか、「早く参加者が増えてくれないかな……」というじらされているような感覚が、お客様側にもあるのかなとも感じています。
—今後、CROWD ROASTERにどんなことを期待していますか?
佐野さん:「カップオブエクセレンス」(CoE)の入賞豆とかをCROWD ROASTERで買っていただいて、それを登録焙煎士で振り分けてみんなで焙煎して飲み比べするとか……。登録焙煎士たちによる大会をCROWD ROASTER主催でやってみても面白そうですね。
あとは、お客様が焙煎士を選んで豆を購入するというシステムをさらにさかのぼって、生産者が焙煎士を指名して、それをお客様が選ぶというような生産者も含めたシステム。焙煎のサービスとしてもそうですし、国内のコーヒーシーンの次のステップにもなれると思います。
ーユーザーの方と積極的に交流していただいていますよね。
佐野さん:お客様からのコメントの中に、抽出に関する質問が多いんですよね。実際に淹れているレシピをうかがったりもします。
焙煎意図に加えて、抽出ポイントもお客様に伝えられたら、焙煎士の狙いがもっともっと伝わるように思います。
以前から、家庭でどれだけ再現性の高いコーヒーを淹れられるかと考えていて、「15/70メソッド」というものをインスタで公開しています。ケメックスという抽出器具を使っていますが、どんなドリッパーでも利用できますので、ぜひそちらで抽出して飲んでいただけたらと思います。
ー佐野さん、ありがとうございました。
真庵
住所:山梨県南巨摩郡富士川町青柳町680-3
CROWD ROASTERとは?
世界の高品質なコーヒー豆と、一流の技術を持つロースター。
その組み合わせを自由に選べたら、いままでにない一杯を生み出せないか。
CROWD ROSTERは、コーヒーを愛する方のそんな夢を実現するための、新たなコーヒーの楽しみ方を提案するアプリです。
アプリ上であなたが選んだ豆を、好きなロースターに焙煎の依頼することができます。焙煎できる豆の量に達しなければ、他のユーザーに参加してもらいましょう。ユーザーが集まれば、ここだけで手に入る特別なコーヒー豆を味わうことができます。
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