ペーパーフィルターでのドリップでの抽出をしている方なら、白と茶色のフィルターがあるのご存知かと思います。
多くのコーヒーショップでは「白」のペーパーフィルターが使われていますが、色の違いでどんな影響があるのか疑問に思ったことはないでしょうか?
この記事では、ペーパーフィルターの色による違いを比較していきたいと思います。
多くのコーヒーショップでは「白」のペーパーフィルターが使われていますが、色の違いでどんな影響があるのか疑問に思ったことはないでしょうか?
この記事では、ペーパーフィルターの色による違いを比較していきたいと思います。
なぜ色の違いがあるのか
ペーパーフィルターの色の違いは、フィルターを漂白をしているどうか。
茶色は「無漂白」、白は「漂白」したものになります。
茶色は「無漂白」、白は「漂白」したものになります。
左:漂白(白) 右:無漂白(茶色)
パルプを原料に作られる紙フィルターは、もともとの樹木の色がつき、茶色のフィルターになります。
しかし、そのままではどうしても原料(紙)の匂いが残り、コーヒーにその香りが移ってしまうデメリットがあると言われています。
そこで、ペーパーフィルターに漂白処理を行うことで、デメリットであるペーパー臭を取り除くことが一般的になりました。
まずはお湯を通してみた
実際にコーヒーで確かめる前にお湯だけを通して、違いを確かめてみました。
左:白色フィルターを通した湯 右:茶色フィルターを通した湯
水の色にわずかな違いが出ました。
白色(左)のほうは透明ですが、茶色(右)のほうは、フィルターの色が落ちたのか、少し黄ばんだような色味になりました。
通したお湯を飲んでみても白色フィルターのほうは普通のお湯でしたが、茶色フィルターのほうは紙の味を感じました。
お湯を通した時の香りの立ち方は、茶色フィルターのほうは湯を当てた瞬間に紙の香りが立ちました。
白色(左)のほうは透明ですが、茶色(右)のほうは、フィルターの色が落ちたのか、少し黄ばんだような色味になりました。
通したお湯を飲んでみても白色フィルターのほうは普通のお湯でしたが、茶色フィルターのほうは紙の味を感じました。
お湯を通した時の香りの立ち方は、茶色フィルターのほうは湯を当てた瞬間に紙の香りが立ちました。
実際にコーヒーを抽出してみた
銘柄や抽出方法等、可能な限り条件を統一し、コーヒーを抽出してみました。
左:白色フィルターで抽出 右:茶色フィルターで抽出
液色の違いは、お湯を通した時ほどは感じられませんでしたが、味わいには違いを感じることができました。
お湯の時、同様、やはり茶色フィルターのほうは、紙の味が少し混ざっている印象です。
特に感じるのはアフターです。
白色と比べると、茶色のほうがアフターに紙の渋みと、ザラっとした質感を感じました。
茶色フィルターは、抽出しているときに紙の匂いが立ち上がってきました。
抽出をする際は、立ち上がってくるコーヒーの香りを確かめながら抽出をするため、紙の香りが邪魔をしてしまい、抽出の妨げになる印象を受けました。
いかがでしたでしょうか?
今回、実際に抽出をしてみることでペーパーフィルターの色による違いを実感することができました。
漂白剤が気になる方は茶色フィルターを使うのをおすすめいたしますが、現在は安全性の高い酸素系漂白が当たり前になっているので、身体への影響はないと言われています。
コーヒー本来の銘柄を楽しむには白色フィルターを使うのがおすすめです。
実際に抽出してみると違いがはっきりとわかると思います。
お湯の時、同様、やはり茶色フィルターのほうは、紙の味が少し混ざっている印象です。
特に感じるのはアフターです。
白色と比べると、茶色のほうがアフターに紙の渋みと、ザラっとした質感を感じました。
茶色フィルターは、抽出しているときに紙の匂いが立ち上がってきました。
抽出をする際は、立ち上がってくるコーヒーの香りを確かめながら抽出をするため、紙の香りが邪魔をしてしまい、抽出の妨げになる印象を受けました。
いかがでしたでしょうか?
今回、実際に抽出をしてみることでペーパーフィルターの色による違いを実感することができました。
漂白剤が気になる方は茶色フィルターを使うのをおすすめいたしますが、現在は安全性の高い酸素系漂白が当たり前になっているので、身体への影響はないと言われています。
コーヒー本来の銘柄を楽しむには白色フィルターを使うのがおすすめです。
実際に抽出してみると違いがはっきりとわかると思います。
皆さんも、ぜひ一度試してみてください!
2024.02.22
Hiroto Usukura