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臼倉の本音レビュー(1) プレミアムハンドグラインダー「Etzinger」編

次から次へと新たなコーヒー器具が登場しており、どれを使うのがいいのか迷ってしまう方も多いと思います。
そこで、本企画では、実際に私が使用してみた器具の使い心地を本音でレビューしたいと思います。
 
記念すべき第1弾は、最近、CROWD ROASTERで使用しているプレミアムハンドグラインダー「Etzinger(エッツインガ-)」。
使い込んだことで分かってきたことがあるので、今回の記事では、このグラインダーをレビューしたいと思います。
 

使いやすさを追求したプレミアムハンドグラインダー

「Etzinger」は、リヒテンシュタイン公国に拠点を置き、世界中へ刃とグラインダーを供給しているブランドです。
世界的にも有名なマルゾッコのグラインダーに歯を提供している会社としても知られています。

それでは、「Etzinger」のスペックを見ていきたいと思います。
 
【製品スペック】
原産国:リヒテンシュタイン公国
刃:コニカル式(32mm) ステンレス銅
挽目調整:88段階(ダイヤル式)
容量(豆):約30g
サイズ(幅×高さ):W60.6㎜ ×H220㎜ *REGULAR
重さ:750g(REGULAR)
価格:49,500円(込)
※参考価格

シンプルで美しく、スペーシーな見た目と重厚感が男心をくすぐるようなデザインになっています。
 

外刃を回転させる独自の設計 RRBメカニズム(Rotating Ring Burr)

外刃を回転させる独自の設計「RRBメカニズム」を採用。

内刃を固定し、外側のリング状の刃を回転させることにより、ガタつきが少なく粒度を安定させています。
ガタつきが少ない分、簡単に正確にスピーディーに挽くことができます。
 
 

また、内刃に接続される回転軸がないのでシリンダー内が広い空間になっており、豆を入れやすく清掃しやすい設計になっているのも嬉しいポイントです。

驚異の88段階の粒度設定

挽き目はドリップからエスプレッソまで対応しています。

0.02mm単位で細かく設定を変えることができ、その数なんと88段階です!
そんなグラインダー見たことがありません、、。(笑)

私はドリップを調整する時に挽き目でコントロールすることが多いので、この細かい粒度設定は非常に面白いです。

目盛り付きのリング式ダイヤルで外側から粒度設定が簡単に行うことができ、目盛を変える時のクリック感も堪りません!
 

簡単に取り出せる使いやすい設計

ハンドル、フタ、粉受けがマグネット式で使いやすい設計になっています。

スクリュー式のものが多いイメージがありますが、マグネット式だと簡単に着脱が可能なのでスムーズに使うことができます。

工具不要で刃の脱着もできるので清掃メンテナンスも簡単に行うことができます。
 

実際に使用した感想

使っている時に豆が引っかかることが少ないので、挽くのにそこまで力が必要なく、スムーズに使うことができます。

今まで使ってきた手挽きのグラインダーは刃のクオリティの問題なのか、豆が引っかかってしまうことが多く、挽くのに苦労をする印象でしたが、Etzingerは非常に滑らかに挽くことができるので、誰でも簡単に挽くことが可能です。

また、粒度分布も非常に安定している印象です。
実際に抽出したコーヒーを飲むと、フレーバーのボリューム感もありつつ、クリーンカップに仕上がります。

もちろん銘柄のクオリティの高さもあると思いますが、粒度分布が安定しているからこそ、出せる味わいだと思います。
 
 
少し値段は張りますが、デザイン、機能性ともに非常にクオリティが高いグラインダーだと思います。

これからも私の感想ベースにはなりますが、使用したコーヒー器具のレビューをしていきたいと思います!
皆さんが気になる器具がありましたら、編集部までご連絡ください。
本音でレビューいたします。

これからもお楽しみに!

2023.07.08
Hiroto Usukura