世界に数限りなく存在するコーヒー農園。
グローバル企業が経営する大農園から、庭先にコーヒーを植えているような超零細の農家まで、世界の生産地にはさまざまな規模の、さまざまな形態のコーヒー農園がある。
そうした数多の農園の中で、トレーサビリティや地域性を重視するスペシャルティコーヒーという考え方の隆盛にともなって、スターダムに上り詰めたといえるだろうか、世界的に有名となったコーヒー農園が出現した。
そうした農園は、非常に厳しい品質管理を独自に行い、コーヒーの品質を高めるとともに、収穫後のプロセスでもさまざまな新しい工夫を行うなど、自分の農園のコーヒー豆に特別な価値が認められるように努力し、それをアピールしてきた。
アピールの場としては、COE(cup of excellence)などのオークションの場がイメージしやすいだろう(そこで上位入賞すれば、まさに一躍スター農園の仲間入りだ)。
なかでも別格といえるような、世界の「名農園」を紹介していきたい。
まずは今、プロたちからの注目度が高く、多くの焙煎士たちがローストしてみたいと口を揃える、コロンビアの「エルパライソ農園」について。
世界中で支持されるエルパライソ農園のコーヒー
今や世界的に人気のコロンビア エルパライソ農園。精選や乾燥方法に工夫をこらし、ここだけでしか味わえない独特のフレーバーをつくりあげることで、世界中のロースターやコーヒー好きから支持され、毎年入手が困難になるほどの人気となった。
2018年のコロンビアのCOE10位となり、それだけでなく価格は1位のロットの倍以上の価格で落札されたという、驚くべき結果で世界中にその名が知れ渡った、エルパライソ農園のダブルアナエロビックファーメンテーション。
エルパライソ農園のある、コロンビア中央南部のアンデス山系に位置するカウカ県は、安定的に高い品質基準のスペシャルティコーヒーを生み出す地域として非常に有名だが、そのなかでも、高い評価を得ている農園で、標高は1700m。
農園主のディエゴ・サムエル・ベルムーデス氏が、ポストハーベストでの味づくりを徹底的に研究し、アナエロビックファーメンテーション(嫌気性発酵)や独特の乾燥方法を用いて新たなフレーバーをつくり上げている。
フレーバーは、ライチ、ライム、ローズティー、レッドフルーツといったように、特徴的なものがあり、ロットごとにそのフレーバー名が冠されている。
複雑な工程が必要なアナエロビックファーメンテーションは、フレーバーづくりや、その再現といったコントロールが非常に難しい。しかし、飽くなき探究心をもつディエゴ氏は、巧みにマネジメントを行い、コロンビアのアナエロビックの第一人者と呼ばれるほど、この精選方法のプロフェッショナルとなった。
それぞれのロットからは、これまでのコーヒーとはまったく違うといっても過言ではないような、驚くべき強さのフレーバーが感じられる。
まさにエルパライソ農園のコーヒー出なければできない体験。
革命的といってもいいほどのフレーバーが、多くの人を惹きつけてやまない理由だ。
中煎りにすることで、それらの風味も兼ね備えつつ、浅煎りより酸味が落ち着く。ほのかにミルキーなテイストも感じられ、イチゴチョコレートのようなフレーバーが加わることで、バランスの取れた仕上がりに。
どんな焙煎度でも、特徴あるフレーバーがしっかりと感じられ、焙煎度の違いによる変化も楽しめるコーヒーとなっている。一度は味わいたいコーヒーだ。
この稀少な銘柄をCROWD ROASTERでは、好きな焙煎士にローストの依頼が可能。数量は限られているので、売り切れてしまう前に生豆コレクションへの追加をおすすめしている。
独自のプロセスから生まれる革命的なフレーバー
エルパライソ農園の数あるフレーバーの中でも、もっとも代表的で、人気なのが「ライチ」フレーバーのロットだ。
このライチのロットのプロセスは、チェリーの状態で48時間、18度の温度下で嫌気性発酵を行い、脱果肉後96時間、19度の温度下で再度嫌気性発酵。チェリー、パーチメントで2回に分けて嫌気性発酵を行うという手間のかかる手法を用いている。これがダブルアナエロビックファーメンテーションと呼ばれている。水洗工程では、初めに40度のお湯で洗い、その後12度で水洗。その後、温度35度、湿度25度の環境下で34時間乾燥させ、水分値11%に調整した。 こうした複雑な工程で、ほかにはない独特のフレーバーを結実させた。
コーヒー豆を挽いた瞬間からまるで本物のライチを削ったかと思わせる爽やかなアロマ。味わいは、浅煎りにすると、柑橘系のフレッシュな酸味が特徴的。名前の通りライチや、ピーチを思わせるフレーバーで爽やかな味わいを楽しみたい方にはおすすめ。
中煎りにすることで、それらの風味も兼ね備えつつ、浅煎りより酸味が落ち着く。ほのかにミルキーなテイストも感じられ、イチゴチョコレートのようなフレーバーが加わることで、バランスの取れた仕上がりに。
どんな焙煎度でも、特徴あるフレーバーがしっかりと感じられ、焙煎度の違いによる変化も楽しめるコーヒーとなっている。一度は味わいたいコーヒーだ。
焙煎士からも人気のエルパライソ農園
コーヒーを扱うプロフェッショナルである焙煎士たちからも熱い支持をうけるエルパライソ農園のコーヒー。
CROWD ROASTERに参加する焙煎士からも、評価するコメントが届いている。
今やロースターたちがこぞって焙煎したがるエルパライソ農園のコーヒー(田中義也焙煎士/SPARK COFFEE)とにかく甘くジューシーで、長く続く明るい余韻が素晴らしいコーヒー。何度でも、焙煎したいと思わせるほどのポテンシャルを持ったエルパライソ農園のローズティー(藤山博康焙煎士/FUJIYAMA COFFEE)エルパライソといえば「ああ、これ知ってる!」というくらい、他のコーヒー豆よりも知名度も高い、革新的な分野を作ったコーヒーだと思います(鈴木清和焙煎士/GLITCH COFFEE)
(生豆の購入でコレクションに追加された銘柄はユーザー専用生豆として定温倉庫で管理され、1年以内であれば、いつでも好きなタイミングで焙煎依頼を行うことが可能)
エルパライソ農園の独特なフレーバーをCROWD ROASTERでお楽しみください。
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