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ポットとコーヒーのいい関係 (3) HARIO ミニ ドリップ ケトル

ポットとコーヒーのいい関係について考えるこの企画。
第3弾は、1杯取りメインで使用する小さな「HARIO(ハリオ) ミニ ドリップ ケトル」です。

HARIO ミニ ドリップ ケトル

私がこのドリップポットと出会ったのは、友達の家でコーヒーを淹れたり、キャンプでコーヒーを淹れたりと、出先でコーヒーを淹れる時になにか持ち運びやすいドリップポットはないかと思い、探していたのがきっかけです。

普通のドリップポットを持ち運ぼうとするとかなりの荷物になってしまいますが、この1杯取り専用のポットであれば、そこまで場所を取らないため、簡単に持ち運ぶことができます。
 
 
まずは製品スペックを見ていきましょう。
 
【製品スペック】
サイズ 幅 165 mm × 奥行 90 mm × 高 100 mm
    口径 70 mm
容量 実用容量300mL
重量(個箱含む) 300 g
 
HARIOが出している他のドリップポットと比べても、かなり小さいサイズ感になっています。
手のひらに置けるくらいのサイズ感です。

とにかくコンパクト

このドリップポットの魅力はなんといっても「コンパクトなサイズ感」です。

どこにでも気軽に持っていけるサイズになっています。
出先でコーヒーを抽出したい時には非常におすすめです。
 
女性にもおすすめなドリップポットです。
普通のドリップポットだと重さがあり、淹れにくいと感じる方もいらっしゃると思います。

そんな方はこのドリップポットを使うことで、安定して簡単にコーヒーを淹れることができるようになると思います。
 
また、ドリップバッグを淹れるときにも非常に重宝します。
ドリップバッグを抽出する時はドリッパーと違って、注ぎ口が広くないため、大きいドリップポットを使うと少し淹れにくい印象があります。
しかし、このミニサイズのポットであれば、注ぎ口が狭くてもポットも小さいため、簡単にお湯を注ぐことができます。
 

本格使用には不向き

コンパクトなサイズ感が魅力的ですが、コンパクトすぎるが故に、本格的に使用するには向いていない印象です。

まず、本格的に抽出をするとなると注湯量が500ml等、多いお湯を注ぐ必要が出てきます。
しかし、このドリップポットではそこまでのお湯を入れることができないため、物足りなく感じます。

また、軽く、小さい分、ポットの安定感がありません。
重みがあるほうが抽出でポットを動かす時に安定感がありますが、軽い分ポットを動かし時に生じるお湯の流れにポットが持って行かれてしまい、抽出が安定しにくい印象があります。
 
 
HARIO ミニ ドリップ ケトルは出先でもドリップポットを使いたい方や、これからドリップを始めてみたいけど、重いポットを使いたくないという方におすすめなドリップポットです。
 
コーヒー1杯分を淹れるためと割り切って使えば、このコンパクトさがメリットになるシーンで活躍すると思います。

これからもドリップポットのご紹介をしていきますので、お楽しみに!
 

2023.07.11
Hiroto Usukura