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初開催のパナマコーヒー焙煎コンペティション、決勝大会が開催!

 
2023年9月20日、パナマコーヒーの焙煎技術を競うPanama Coffee Roasting Competition 2023の決勝大会が行われました。
 
Panama Coffee Roasting Competition(PCRC)2023 は、パナマコーヒーの品質、美味しさ、多様性を広めることを目的とした、今年初開催の競技会。
パナマコーヒーに限定した予選トーナメント方式の焙煎大会で、厳選したパナマのスペシャルティコーヒーを輸入するBRISA&TIERRAが主催しています。
 
主催のBRISA&TIERRA 代表、山口宗さん
 
2023年7月5日からエントリーが開始され、80を超えるロースターが参加。
品種が異なる「トラディショナル部門」と「ゲイシャ部門」の2つのカテゴリーで、数名ごとのブロックに分かれて予選が行われました。
 
CROWD ROASTERに参加する阪田正邦焙煎士をはじめとした、競技会での経験豊富なベテランが揃うジャッジチームにより、各ブロックの総合得点で最高得点の1名が決勝に進出。2つの部門それぞれに、8ロースターが決勝に残りました。
 
決勝進出者は次の方々です。
 
トラディショナル部門
安齋圭祐(μM)
工藤建介(令和喫茶ZIZZ)
星雅人(hinata cafe~coffee roastery)
髙橋仁志(AMAZING COFFEE ROASTER)
岩間康司
篠原大悟(喫茶satori)
中岡優太(WayMaker Coffee Roasters)
小林伸也(和珈屋)

ゲイシャ部門
月岡 涼二(月珈琲株式会社)
土橋永司(ignis)
中山隆太朗(dotcomspace tokyo)
阿部由佳(株式会社Mountain Mover)
岩間康司
中村純也(NAKAMURA COFFEE)
小林伸也(和珈屋)
森田晴香、柳浩明(猫じた珈琲)

*敬称略
 
そして今回の決勝イベントでは、ゲスト審査員と観客による投票が行われました。
これにジャッジチームによる審査結果を加えて、優勝者が決定されます。
 
最終結果発表と表彰式は、SCAJ2023のCROWD ROASTERブースにて、28日(木)の15時より、パナマ農園主を招いたトークイベントの後に行われます!
ぜひ会場でこの初めて開催されたコンペティションのチャンピオンの誕生を見届けてください。
 
 

決勝大会の様子をリポート

 
この競技会のユニークな点は、予選ではブロックごとに課題豆が異なり、さらに豆ごとに評価ポイントが異なること。
競技を通して、農園やロットによるパナマゲイシャの違いや、パナマコーヒーの多様性を感じることができるものとなっています。

そして決勝はトラディショナル部門とゲイシャ部門のそれぞれの課題豆を8ロースターが焙煎。
決勝大会のイベントでは、どのカップがどのロースターかわからない、ブラインドの状態でカッピングが行われました。
 
 
課題豆は、トラディショナル部門が「アウロマール農園 ルパオ ナチュラル」というパナマの新しい品種、ゲイシャ部門は「ラ・ウエリア ゲイシャ ナチュラル N97 アナエロビック Lot2」でした。
 
カップごとにフォーカスされたフレーバーや質感が違い、ロースターの個性が発揮されており、参加者はどのカップに投票するか、大いに悩んだ様子。
 
ゲスト審査員による審査の様子。CROWD ROASTERの臼倉もゲスト審査員として参加させていただきました
 
最後にゲイシャ部門は、日本茶やワイン、クラフトジンなどの専門家からなるゲスト審査員による投票、トラディショナル部門は会場のオーディエンスによる投票が行われ、大会は締めくくられました。
 
この結果に、ジャッジチームによる審査結果が加わり、優勝者が決定されます。
CROWD ROASTERでは、優勝した焙煎士の方とCROWD ROASTERの参加焙煎士による、決勝で使われた銘柄の飲み比べセットも販売予定。
競技会で使われた課題豆を飲んでいただく企画となっていますので、こちらもお楽しみに!
 
 
2023.9.21
CROWD ROASTER