中国代表のPan Wei選手がバリスタ世界一に! 本間啓介さんは準決勝進出【World Barista Championship 2026 結果】

2026年10月22日〜25日、パナマの首都パナマシティで開催された「ワールド バリスタ チャンピオンシップ2026(World Barista Championship/WBC 2026)」。
世界最高峰のバリスタ競技会で、中国代表のPan Wei選手が優勝を飾りました。
準優勝はマレーシア代表のShing Win選手、3位はアラブ首長国連邦代表のFrederick Ruben選手。日本代表として出場したサザコーヒーの本間啓介さんは、16名による準決勝に進出しました。
中米で初めて開催された今回のWBC。コーヒー生産国・パナマを舞台に行われた大会の結果をお伝えします。
コーヒー生産国・パナマで開催された第26回大会
今回の会場となったのは、パナマシティの「Panama Convention Center」。第26回を迎えたWBCは、中南米で初開催となる「World of Coffee Panama」の中心的な競技会として行われました。WBCの開催期間は10月22日〜25日の4日間、展示会のWorld of Coffee Panamaは10月23日〜25日の3日間です。
WBCは、バリスタの抽出技術だけでなく、一杯のコーヒーの魅力をどう表現し、伝えるかも問われる競技です。選手は15分の制限時間の中で、エスプレッソ、ミルクビバレッジ、オリジナルのシグネチャービバレッジを各4杯、計12杯提供します。
味わいはもちろん、技術、清潔さ、創造性、プレゼンテーションなどをWCC認定ジャッジが審査。予選から16名が準決勝へ進み、さらに6名が決勝の舞台に立ちます。
中国代表のPan Wei選手、2度目の世界挑戦で頂点へ
優勝したPan Wei選手は、中国・杭州を拠点に「Parking Coffee」とロースタリーを運営するバリスタです。
WCCの公式プロフィールによると、コーヒー業界でのキャリアは12年。競技にも同じく12年間取り組み、中国のバリスタチャンピオンシップでは2度の優勝を経験しています。今回は2度目の中国代表としてのWBC出場で、世界一のタイトルをつかみました。
コーヒーの仕事に進んだきっかけは、自分が飲むことに加え、家族のためにコーヒーを淹れることが好きだったから。大会前のプロフィールには、家族やコーチ、チームのサポートへの感謝もつづられています。日々の一杯から始まった歩みが、世界の頂点へとつながりました。
決勝で使い分けた、2つの産地のゲイシャ
「Sprudge」の決勝レポートによると、Pan Wei選手が使用したのは、パナマ・チリキ県のエル・ペルガミノ農園(Finca El Pergamino)のゲイシャと、コロンビア・ウィラ県のラス・フローレス農園(Finca Las Flores)のモスト発酵ゲイシャの2種類です。
エスプレッソにはパナマのゲイシャを使用し、オレンジやピーチ、エルダーフラワー、余韻にはグリーンティーといった風味を表現。ミルクビバレッジではコロンビアのゲイシャに切り替え、シナモンやチョコレート、ブルーベリーの余韻を引き出したと報じられています。産地の異なるゲイシャを、ドリンクに合わせて使い分ける構成でした。
WBC 2026 決勝結果
WCCが発表した決勝の順位は、次のとおりです。
優勝 Pan Wei選手(中国)
2位 Shing Win選手(マレーシア)
3位 Frederick Ruben選手(アラブ首長国連邦)
4位 Gabrel Tan選手(オーストラリア)
5位 Jane Kawinnart選手(タイ)
6位 Jill Hoff選手(カナダ)
2位 Shing Win選手(マレーシア)
3位 Frederick Ruben選手(アラブ首長国連邦)
4位 Gabrel Tan選手(オーストラリア)
5位 Jane Kawinnart選手(タイ)
6位 Jill Hoff選手(カナダ)
中国、マレーシア、タイの3名が決勝に名を連ねた今大会。アジアのバリスタたちの活躍も目を引く結果となりました。
日本代表・本間啓介さんは準決勝進出。チームでも表彰
日本から出場したのは、2025年のジャパン バリスタ チャンピオンシップ(JBC)で優勝した、サザコーヒーの本間啓介さんです。
本間さんは予選を突破し、16名による準決勝に進出。決勝進出はかないませんでしたが、日本代表として世界の舞台で競技を披露しました。
また、本間さんが所属した「Team Pressure」は、WBCのチーム表彰で優勝チームに選ばれました。メンバーは本間さんのほか、ケニア代表のKennedy Owino選手、カナダ代表のJill Hoff選手、ポーランド代表のMichał Ciupiński選手、ペルー代表のChiara Nicolini選手の5名です。
このチームというのは、出場者の地域の多様性と過去6年の大会成績を考慮して編成される混成チーム。来場者にコーヒーを提供する「Team Bar」にも参加し、チーム表彰は各選手の予選順位の平均を基に決まります。
大会前の公式プロフィールで、本間さんは競技への挑戦が15年になることを紹介し、多くの人の心を動かすスペシャルティコーヒーの魅力を伝えたいという思いを記しています。長年積み重ねてきた挑戦を、パナマの世界舞台へとつなげた大会となりました。
次の舞台は、20年ぶりの東京へ
2027年のWBCは、東京で開催されます。SCAの発表によると、2027年4月28日〜5月1日に東京ビッグサイトで行われる「World of Coffee Tokyo 2027」にて、第27回大会を開催予定。東京でのWBC開催は、2007年以来20年ぶりとなります。
パナマから東京へと引き継がれる、バリスタたちの挑戦。次の世界大会を日本で迎えるのが、今から楽しみです。
今回の競技映像は、World Coffee Championships公式サイトから見ることができます。順位とともに、選手たちが一杯に込めた工夫やプレゼンテーションにもぜひ注目してみてください。










