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日本初上陸のパナマ新品種「ルパオ」とは?

 
2023年7月〜9月にかけて行われた、ハイクオリティなパナマコーヒーだけを使った日本初の焙煎大会「Panama Coffee Roasting Competition 2023」(PCRC 2023)。

CROWD ROASTERはスポンサー・公式メディアとして大会に携わられせていただき、優勝者が発表された表彰式は、SCAJ2023内のCROWD ROASTER ブースにて行われました。

そして、PCRC 2023 とのスペシャルコラボレーション企画として、CROWD ROASTERでは、大会の決勝での課題豆を使用した飲み比べボックスを特別に販売!
 
PCRC 2023は、「トラディショナル部門」「ゲイシャ部門」の2部門が行われました。
今回のセットは、それぞれの決勝課題豆を、優勝したロースターとCROWD ROASTERの焙煎士が焙煎した飲み比べセットとなっています。

焙煎は、PCRC 2023優勝者として、なんと今回2部門を制した、福井のスペシャルティコーヒー店・和珈屋の小林伸也さん。
そして CROWD ROASTER からは、LEAVES COFFEE ROASTERS 石井康雄さんとGLITCH COFFEE&ROASTERS 鈴木清和さんにお願いしました。

ここでしか飲むことのできない、トップオブトップのパナマコーヒーを、二人の焙煎士が焙煎したスペシャルボックスです。

日本で初めて登場する有名農園の新品種

この記事では、「トラディショナル部門」の決勝課題豆であり、今回のセットの「トラディショナルボックス」で使われている、「アウロマール農園 ルパオ ナチュラル」について詳しくご紹介します。
 

世界に名高い「アウロマール ゲイシャ」を育む農園で、生まれた「ルパオ」。
 
日本でもおなじみのアウロマール・ゲイシャは、2022年のBest of Panamaで、「Firestone Geisha Washed」が優勝、他の追随を許さない、ゆるぎない品質の高さを世界にアピールしました。熟練したプロフェッショナルによって見極められた完熟チェリーだけを収穫、その後の各プロセスでも厳しく選別、惜しみない手間をかけるアウロマール流のこだわりは、"Superior Geisha (最上級ゲイシャ)"にふさわしいアロマとフレーバーを放ちます。
 
そんな農園で誕生したのが、自然の交配によって誕生した、まったく新しいパナマ産オリジナル品種「ルパオ」。
農園主ロベルト・ブレネスと彼のファミリーが、パナマコーヒーの新たな可能性を見出し、最大限の愛情を注ぎ込んで育て上げた「次世代のコーヒー」が、いよいよ世界に向けてデビューすることになりました。

偶然発見された、ゲイシャとの交配種



2009年6月に設立されたアウロマール。2年目、成長するゲイシャの樹々の中で、互いに遠く離れた場所で、ゲイシャの木にも、他の既知の品種にも似ていない、背丈が極端に低い木が2本あるのが見つかりました。

3回目の収穫シーズンに、これらの木はいくつかのチェリーを実らせましたが、それらはすべて近隣のアラビカ種の平均的なチェリーよりも大きなものでした。そして、その木が実らせたチェリーからは、カッピングとグレーディングに十分なコーヒーが収穫されたため、その種類の木だけの、実験用の区画を作ることに。発見から5年目までには、一本の木あたりの収穫量が、商業的に十分なものであることはすでにわかっていました。
 
クロマトグラフィー分析により、70%がゲイシャ種を含むハイブリッドで、残りがカトゥアイと微量のブルボンの組み合わせであることもわかりました。
その後、作付面積を増やしていき、2023年の収穫では、約200キロのチェリーが収穫されました。
そして徐々にバイヤーからも注目されるようになり、少量ずつ出荷されるようになりました。

女性を第一とするアウロマール家の伝統に従って、創業者ロベルトの二人の長孫娘、ルシアとパオラの名前を組み合わせて、名付けられた「ルパオ」。

カッピングファンにとって、ルパオは落ち着いたフルボディのパナマゲイシャの香りとアロマを持っています。そして、より伝統的なアラビカ品種の後味が強く残ります。

この本当に貴重なこのルパオを、PCRC優勝者の小林伸也さんと、LEAVES COFFEE ROASTERS 石井康雄さんに焙煎していただいたスペシャルセットが、CROWD ROASTERに登場しました!
 
 
日本初登場のコーヒーを、チャンピオンとLEAVES 石井さんの焙煎で楽しめる、特別なセットです!
とても貴重ですのでこの機会を逃さず、ぜひ入手してください!
 
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