みなさんは普段コーヒーを淹れる時にドリップスタンドを使っていますでしょうか？
場所を取るのと、無くてもハンドドリップができるため、使っていない方も多いと思います。

このドリップスタンド、実はもっと美味しいコーヒーを追求したいと方はもちろんのこと、なかなかコーヒーの味わいが安定しないと言う方にもおすすめの器具です。
ドリップスタンドを使うことで、よりレベルの高い抽出ができるようになります。

この記事では、そんなドリップスタンドの魅力についてお伝えいたします。

 

ドリップスタンドの魅力はなんといっても味わいの安定性です。
コーヒーを淹れるときに、抽出量の計測は非常に重要な要素です。
ここがブレてしまうと毎回違う味わいになってしまいます。

スケールを使うだけでもだいぶ安定しますが、ドリップスタンドを使うことでより安定した味わいで抽出することが可能になります。

ドリップスタンドを使わない場合は、サーバーの上にドリッパーを乗せて、抽出を行います。しかし、この場合、スケールを使っていてもドリッパー内に残っているお湯の量も計測してしまうため、正確に何ml抽出できているのかが計測できない場合があります。

そうすると常に抽出している量にブレが生じてしまい、毎回違う味わいになりやすくなってしまいます。

そんな悩みを解決するのがドリップスタンドです。

これを使うことによって、サーバーの上にドリッパーを直接乗せる必要がなくなるので、何mlのコーヒーがサーバーに落ちたのかを正確に計測することができ、毎回安定した抽出量でコーヒーを淹れることができるようになります。

常に同じ味わいを出すことができるようになることが、ドリップの上達のためにも非常に重要な要素です。

 

ドリップスタンドを使うことによる利点は、抽出量の計測の正確さが向上する以外に、もう一つあります。
それは、ギリギリまでお湯を注ぐことができるということです。

落とし切りで抽出する場合はそこまで影響はありませんが、ドリッパーに湯が残っている途中でドリッパーを切る淹れ方の場合は、スタンドがあるとよりクオリティの高い抽出が可能です。

スタンドがない場合だと、ドリッパーを外す作業をする必要がありますが、これが意外にも慎重にやらないとこぼしてしまうことが多々あると思います。
そのため、この作業に時間を使う必要があるため、目指す抽出量より早めに注ぐのをやめて、ドリッパーを外す準備をすることになります。
ただ、注ぐのを早く止めてしまう分、重たい印象の味わいになりやすくなってしまいます。

スタンドを使う場合だとサーバーと受けカップを入れ替える作業が必要ですが、こぼれる心配はないため、ドリッパーを外すよりは時間が短くて済みます。
その分、ギリギリまでお湯を注ぎ続けることができるため、スタンドを使って抽出をしたほうが、クリーンカップでフレーバーがわかりやすいコーヒーに仕上がりやすくなります。

 

 

いかがでしたでしょうか？

なかなかドリップスタンドの導入は後回しにしている方も多いと思いますが、スタンドを使うだけで味わいのクオリティが高まると思います。

ぜひ、ドリップスタンドを使っていただき、より楽しいコーヒーライフをお過ごしください。

 

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2023.08.18

Hiroto Usukura