その年のパナマコーヒーの最高のロットを決める、世界最高峰のコーヒー競技会「Best of Panama 2025」で、ハシエンダ・ラ・エスメラルダ(エスメラルダ農園)が前例のない快挙を成し遂げました。
エスメラルダ農園は史上初めて全3カテゴリーで1位を独占。それだけでなくゲイシャ・ウォッシュト部門では98.00点、ゲイシャ・ナチュラル部門では97.00点という、驚異的な、2つの史上最高得点を樹立しました。

歴史を塗り替えた記録的スコア
第29回を迎えた今年のベストオブパナマ競技会では、世界各国から集まった22名の国際審査員によって審査が行われました。ゲイシャ・ウォッシュト部門で優勝したエスメラルダ農園の98.00点は、ベストオブパナマ(Best of Panama)史上最高スコアで、従来の記録を大幅に上回る驚異的な得点となりました。
「ベストオブパナマで3つの1位を同時に獲得することは過去に例がなく、私たち自身も信じられない思いです」と、同農園のレイチェル・ピーターソン氏。ピーターソン家が営むこの農園は、長年にわたりパナマスペシャルティコーヒー界をリードしてきました。
「ベストオブパナマで3つの1位を同時に獲得することは過去に例がなく、私たち自身も信じられない思いです」と、同農園のレイチェル・ピーターソン氏。ピーターソン家が営むこの農園は、長年にわたりパナマスペシャルティコーヒー界をリードしてきました。
2004年に初めてゲイシャをベストオブパナマに出品し、世界でセンセーションを巻き起こしたエスメラルダ農園。
それから20年あまりが経過した2025年、再び伝説を作り上げました。

各カテゴリーの結果
ゲイシャ・ウォッシュト部門
1位:ハシエンダ・ラ・エスメラルダ - 98.00点
2位:フィンカ・ソフィア - 96.25点
3位:ヌグオ・カフェ(ガヤルドファミリー)- 95.27点
ゲイシャ・ナチュラル部門
1位:ハシエンダ・ラ・エスメラルダ - 97.00点
2位:フィンカ・ロス・セニソス - 96.25点
3位:フィンカ・ソフィア - 96.25点
バラエタル部門
1位:ハシエンダ・ラ・エスメラルダ(ロウリナ、エル・ベロ区画)- 92.88点
2位:ブラック・ムーン・ファーム(ハンター・テッドマン)- 92.63点
3位:カンテラ・ファーム(ガリードファミリー)- 92.25点
2位:フィンカ・ソフィア - 96.25点
3位:ヌグオ・カフェ(ガヤルドファミリー)- 95.27点
ゲイシャ・ナチュラル部門
1位:ハシエンダ・ラ・エスメラルダ - 97.00点
2位:フィンカ・ロス・セニソス - 96.25点
3位:フィンカ・ソフィア - 96.25点
バラエタル部門
1位:ハシエンダ・ラ・エスメラルダ(ロウリナ、エル・ベロ区画)- 92.88点
2位:ブラック・ムーン・ファーム(ハンター・テッドマン)- 92.63点
3位:カンテラ・ファーム(ガリードファミリー)- 92.25点
注目されるオークション価格
主審を務めたウィル・ヤング氏(オーストラリア)は「パナマが世界最高のコーヒー生産国としての地位を確立した」と述べ、SCAP(パナマ・スペシャルティコーヒー協会)のリチャード・コイナー会長は「信じられない競技だった」と興奮を隠さず、受賞のコーヒーに満点の100点をつけた審査員もいたと明かしました。
8月6日に予定されている、受賞ロットのオークションでは、これらの最高記録更新ロットがどのような価格をつけるか、世界中の注目が集まっています。2024年のオークションでは最高落札価格が$10,013/kgを記録しており、今回の98点という異次元のスコアがどのような市場評価を受けるかが焦点となります。
8月6日に予定されている、受賞ロットのオークションでは、これらの最高記録更新ロットがどのような価格をつけるか、世界中の注目が集まっています。2024年のオークションでは最高落札価格が$10,013/kgを記録しており、今回の98点という異次元のスコアがどのような市場評価を受けるかが焦点となります。
今回の記録的な結果は、スペシャルティコーヒー業界全体に新たな品質基準を示すものとなり、98点という前人未到のスコアは、コーヒーの品質評価における新たなベンチマークとなりました。
2026年にはパナマで初の「World of Coffee」開催も予定されており、パナマが今後も世界最高のコーヒーを生み出す生産国としての地位をさらに強化していくことになることは確実視されています。
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CROWD ROASTERではベストオブパナマに常に上位入賞する、パナマの名農園のコーヒーをセットにした、父の日にぴったりのギフトセット3種を発売しました。パナマコーヒーの実力を味わうことができる限定のセットです。