MARKET

先週のコーヒーマーケットチャート (2025-10-06 〜 2025-10-12)

2025年10月6日(月)〜10月10日(金)の週は、まるでボール遊びの途中で急に疲れちゃったワンコみたいな相場だったワン!週初は385ドル前後という高値圏で元気よく走り回っていたのに、週半ばからジワジワと息切れして、最終的には375.40ドルまで下がってしまったネ。前週比では約-2.5%のマイナスという、ちょっぴり残念な結果になったダワン。

10月6日(月)は週の始まりということもあって、市場はワクワクモードで385ドル台からスタート。ブラジルの干ばつやアメリカの50%関税の影響で「もっと上がるかも?」って期待があったワン。でも10月7日(火)から10月8日(水)にかけて、だんだん尻尾が下がってきて、10月8日には375.40ドルまで下落したワン。これは-1.55%の下落で、市場では「ブラジルとアメリカの関税交渉が進むかも」という噂が流れて、一時的に買い圧力が弱まったと言われているワン。

10月9日(木)と10月10日(金)は、若干持ち直したものの、週の高値からは約10ドル近くも下がった状態でお散歩終了。年初からの変化率で見ると、まだ+55%以上の上昇を維持しているから、長期的には強気なトレンドが続いているダワン。でも短期的には、ちょっと一休みモードに入ったって感じだネ。

どうしてこんなに息切れしちゃったの?ワンコにも分かる理由

この週に価格が下がった理由は、いくつかの「大きな匂い」が市場に漂っていたからだワン。

1. ブラジル=アメリカの関税交渉への期待
10月中旬、ブラジルのヴィエイラ外相とアメリカのルビオ国務長官がワシントンで会談したワン。市場では「もしかしたら50%の関税が緩和されるかも?」という期待が広がったネ。この関税は2025年8月から実施されていて、アメリカがブラジルから輸入するコーヒーに50%もの追加関税をかけているワン。これによって、アメリカの輸入業者がブラジル産コーヒーの新規契約をキャンセルしたり、延期したりする事態が続いていたダワン。もし関税が撤廃されれば、供給不安が和らぐから、価格が下がるかもしれないって市場は考えたワン。

2. ICE認証在庫の急減が続いている
一方で、価格を支えている強気な材料もあるワン。10月7日時点でICE監視下のアラビカ在庫は534,665袋まで減少していて、これは1.5年ぶりの低水準だワン!ロブスタ在庫も6,237ロットまで減っていて、2.5ヶ月ぶりの低さだネ。50%関税のせいでアメリカへの輸入が激減して、在庫がどんどん減っているワン。在庫が減るってことは「おやつの備蓄が少ない」ってことだから、価格は上がりやすくなるダワン。

3. ブラジルの干ばつが深刻化
ブラジルでは70年ぶりとも言われる深刻な干ばつが続いているワン。10月初旬、ブラジル最大のアラビカ生産地ミナス・ジェライス州では、10月4日までの1週間でたったの0.9mmしか雨が降らなかったネ。これは平年のわずか3%しかないワン!干ばつのせいでコーヒーの木の開花が遅れたり、葉っぱが落ちたりして、2025/26年の収穫量が大幅に減ると予想されているダワン。ブラジルの農業予測機関Conabは、2025年のアラビカ生産量を35.2百万袋に下方修正していて、これは前回予測から-4.9%の削減だワン。

4. ラニーニャ現象の発生確率が71%に
アメリカの海洋大気庁(NOAA)は、10月から12月にかけてラニーニャ現象が発生する確率を71%に引き上げたワン。ラニーニャが来ると、ブラジルにさらに乾燥した天候をもたらす可能性があって、2026/27年の作物にも悪影響が出るかもしれないと心配されているネ。

5. ベトナムの生産回復への期待
ちょっと弱気な材料もあるワン。世界最大のロブスタ生産国ベトナムでは、2025/26年の生産量が前年比+6%増加して1.76百万トン(29.4百万袋)に達する見込みだワン。これは4年ぶりの高水準で、ロブスタの供給増加がアラビカ価格にも影響を与えているかもしれないワン。

良いニュース・悪いニュース、どっちもあるワン

【良いニュース🎾】
関税交渉が進めば、供給不安が和らいで価格が安定するかもしれないワン。また、長期的には年初来+55%以上という強いトレンドが続いているから、投資家にとっては「まだまだ走れる」って感じだネ。

【悪いニュース😰】
でも、ブラジルの干ばつが続けば、2025/26年の収穫が大きく減る可能性が高いワン。専門家のVolcaféは、アラビカの供給不足が8.5百万袋に達すると予測していて、これは5年連続の供給不足になるダワン。在庫も激減しているから、ちょっとした悪いニュースで価格が急騰するリスクもあるワン。

円とドルは「ちょっと強気」モードだったワン

この週の為替市場では、USD/JPYは150円〜153円のレンジで推移したワン。10月6日時点では1ドル=150.28円前後だったのが、週半ばには153円台まで上昇する場面もあったネ。これはドルがやや強含んだってことで、円安方向に動いたダワン。

ドルが強くなるってことは、日本から見たコーヒーの輸入価格が高くなるってことだワン。例えば、1ポンド375ドルのコーヒーを150円で計算すると約82,500円/ポンドだけど、153円だと約84,375円/ポンドになって、約2.3%も高くなるワン。円安が進むと、日本のコーヒー輸入業者やロースターにとっては厳しい状況になるダワン。

この週の円安の理由は、アメリカの金利が比較的高止まりしていることや、日本の金融政策が依然として緩和的であることが影響していると言われているワン。市場では「日銀はまだ大きな利上げをしない」って見方が強かったネ。

今週のお散歩コース(注目ポイント)

次の週(10月13日〜10月17日)に注目すべきポイントをまとめるワン!

1. ブラジルの降雨状況
最重要ポイントだワン!ミナス・ジェライス州やサンパウロ州で雨が降るかどうかで、市場のムードが大きく変わるネ。もし雨が降れば、開花が進んで価格が下がるかもしれないワン。逆に、干ばつが続けば価格は再び上昇するダワン。

2. 関税交渉の進展
ブラジルとアメリカの交渉が具体的に進むかどうかに注目だワン。もし関税が緩和されるニュースが出れば、価格は一気に下がる可能性があるネ。逆に、交渉が停滞すれば、供給不安が再燃して価格が上がるかもしれないワン。

3. ICE在庫の推移
在庫が534,665袋まで減っているから、さらに減り続けるのか、それとも関税緩和で少し回復するのかが重要だワン。在庫が減り続ければ、価格は支えられるダワン。

4. ベトナムの輸出データ
ベトナムの輸出が順調に増えているかどうかもチェックポイントだワン。ロブスタの供給が増えれば、アラビカにも影響が出る可能性があるネ。

5. USD/JPY為替レート
円安がさらに進むかどうかも見逃せないワン。もし154円〜155円台まで円安が進めば、日本のコーヒー輸入業者にとってはさらに厳しくなるダワン。

6. 10月の米国雇用統計やFOMC関連の発表
10月半ばには米国の経済指標が発表される可能性があって、ドルの強さに影響するワン。ドルが強くなれば円安が進んで、コーヒー価格にも間接的に影響するネ。

来週の予想(ワンコの勘も全力投入)

【強気シナリオ🚀】
もしブラジルの干ばつがさらに深刻化して、降雨が期待できない状況が続けば、価格は再び390ドル〜400ドル台まで上昇する可能性があるワン。また、ICE在庫がさらに減少すれば、供給不安が再燃して買いが強まるかもしれないネ。テクニカル的には、380ドルを上抜ければ、上昇トレンドが再開する可能性があるダワン。

【弱気シナリオ📉】
一方で、ブラジルとアメリカの関税交渉が進展して、関税緩和のニュースが出れば、価格は360ドル〜370ドル台まで下落する可能性があるワン。また、ブラジルで予想外の降雨があれば、市場の不安が和らいで価格が下がるかもしれないネ。テクニカル的には、370ドルを下抜ければ、さらに下落する可能性があるダワン。

【ワンコの予想レンジ】
来週(10月13日〜10月17日)は、370ドル〜395ドルのレンジで推移すると予想するワン。中心値は380ドル前後だネ。関税交渉とブラジルの天候次第で、どちらに振れるかが決まるダワン。

長期的には、2025/26年の供給不足が確実視されているから、下値は限定的だと思うワン。でも、短期的にはニュースによって大きく変動する可能性があるから、しっかりリスク管理が大事だネ!

※投資は自己責任で、しっぽ振って慎重にワン!

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