ワンワン！11月24日〜29日のコーヒー先物レポートだワン！

先週の相場は、まるで公園でボールを追いかけるワンコのように、しっかりとした動きが見られたワン！
前週金曜（11/21）のトランプ大統領によるブラジル関税撤廃のニュースで一時急落した後、しっぽを振って元気に回復していったネ。

11/24には395.70ドルでスタートして、週末の28日には412.40ドルまで上昇！
週間で+5.55%の上昇、前年同期比では+27.67%という力強いジャンプだったワン！

ハッピーな気分でシッポを振った結果、価格も順調に上がっていったネ。
買い手も増えて、まるでみんなで遊ぶ時にワンワンと盛り上がるような雰囲気だったよ！

どうしてこんなに上がったの？ワンコにも分かる理由

1. 関税撤廃後の「買い戻し」ラッシュ
11月21日にトランプ大統領がブラジルコーヒーへの40%関税を完全撤廃したワン！
発表直後は一時359.25ドル（6%以上の急落）まで下落したけれど、「これはお買い得！」と感じたトレーダーたちが一斉に買い戻しに動いたネ。
関税撤廃で米国へのブラジル産コーヒー供給が正常化する期待から、価格は急速に回復したワン！

2. ブラジルの干ばつ継続
でも根本的な供給不安は解消されていないワン。
Somar Meteorologiaによると、ブラジル最大のアラビカ産地ミナスジェライス州の11/21までの週の降雨量は26.4mmで、歴史的平均の49%しか降っていないネ。
2026/27年の開花期に重要な時期に乾燥が続いていて、来期の収穫にも影響が出るかもしれないワン。

3. ICE認証在庫が歴史的低水準
ICE認証アラビカ在庫は398,645袋と、1.75年ぶりの低水準まで減少しているワン！
ロブスタ在庫も6.25カ月ぶりの低水準（4,911ロット）で、物理的な供給がタイトな状況が続いているネ。

4. ブラジルレアル高
金曜日にはブラジルレアルが対ドルで1週間ぶりの高値をつけたワン。
レアル高はブラジル生産者の輸出意欲を低下させるので、コーヒー価格には上昇圧力がかかるネ。

5. ベトナムでの大雨と収穫遅延
世界最大のロブスタ生産国ベトナムでは、ダクラク省で大雨が続いて収穫が遅れているワン。
これがロブスタ価格を支援し、間接的にアラビカにも波及しているネ。

良いニュースと悪いニュース

◎ 良いニュース（しっぽブンブン！）
- 米国のブラジル関税撤廃で貿易正常化への道が開けたワン！
- 関税撤廃は11月13日に遡って適用され、すでに徴収された関税も還付されるネ
- StoneXは2026/27年のブラジル生産量を70.7百万袋（前年比+29%）と予測しているワン

✕ 悪いニュース（しょんぼり...）
- ブラジルの干ばつは依然として深刻で、70年ぶりの乾燥状態だワン
- Volcafeは2025/26年のアラビカ赤字を-8.5百万袋と予測（5年連続の赤字）
- 米国のインスタントコーヒーへの50%関税はまだ残っているネ

円とドルは円安モードだったワン

USD/JPYは先週、円安傾向で推移したワン。

11/24には週間高値の157.075円をつけて、その後11/25には155.825円まで円高に振れたネ。
週末28日には156.05円付近で落ち着いたワン。

月間では円が2.17%安、年間では4.16%安と、円安トレンドが続いているネ。
2025年の高値は1月8日の158.35円、安値は4月21日の140.72円だったワン。

ドル高・円安傾向は、円建てでコーヒーを輸入する日本の業者さんにとってはコスト増要因になるネ。

今週のお散歩コース（注目ポイント）

1. ブラジルの降雨状況：
Somar Meteorologiaの週次レポートに注目だワン。
11月後半から雨が戻れば2026/27年の開花に好影響ネ。

2. ICE認証在庫の動向：
在庫が400,000袋を下回る状況が続くか要チェックだワン。
欧州倉庫への150,000袋のブラジル産アラビカ輸送の報道もあるネ。

3. ベトナムの収穫進捗：
大雨による収穫遅延がどこまで長引くか、ロブスタ価格への影響を見極めたいワン。

4. 米国の関税政策の続報：
インスタントコーヒーの50%関税はどうなるか、追加緩和の可能性に注目ネ。

5. ブラジルレアルの動向：
レアルが上昇すれば価格支援、下落すれば輸出増加で価格下押し圧力だワン。

6. 12月限月の納会接近：
限月交代に伴うポジション調整の動きに注意ネ。

今週の予想（ワンコの勘も全力投入）

◎ 強気シナリオ（しっぽ全開！）
ブラジルの干ばつ継続、ICE在庫の更なる減少が確認されれば、価格は420〜430ドルを目指す可能性があるワン！
レアル高が続けば輸出控えで供給タイト化、2月につけた史上最高値440.85ドルへの再挑戦もあり得るネ。

✕ 弱気シナリオ（ちょっとしょんぼり）
ブラジルに十分な降雨が確認され、来期の生産回復期待が高まれば、380〜390ドル台に調整する可能性もあるワン。
関税撤廃でブラジルから米国への輸出が急増すれば、在庫補充が進んで価格下押し要因になるネ。

予想レンジ：385〜425ドル

テクニカル的には、400ドルがサポートラインとして意識されているワン。
ただし天候リスクは依然として大きく、ニュース次第で大きく動く可能性があるから、しっぽ振りながら慎重にいこうネ！

※投資は自己責任で、しっぽ振って慎重にワン！

【データ情報源】
- Trading Economics（価格データ）
- Barchart（市場分析・Somar降雨量データ）
- Investing.com（ヒストリカルデータ）
- Wise / Exchange-rates.org（為替データ）
- Daily Coffee News（関税撤廃ニュース）
- Reuters / Bloomberg（市場ニュース）
- Nasdaq（ファンダメンタルズ分析）
- Rabobank（ブラジルコーヒー月報）