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微生物添加系のナチュラルプロセス【Coffee Fanatic 三神のディープコーヒーワールド 第13回】

 
こんにちは!!Coffee Fanatic 三神です!!

厳しい暑さも過ぎ去り、快適な秋の季節が巡ってきました!!これからがコーヒーシーズン本番といったところですね!!

Naturalの生産処理は嫌気性発酵の部類まで消化しましたが、いよいよ最後の部である微生物添加系のお話に入っていきたいと思います。

●嫌気環境+微生物添加(Anaerobic+Culturing)
●密閉タンク+微生物添加
●密閉タンク+微生物添加(モストによる添加)
●熱処理+密閉タンク+微生物添加(モストによる添加)

前回お伝えしたカーボニック・マセレーション(CM)は、もともとは浸漬方法であるため、実は特定の発酵をそれほど念頭に置いておらず、ワインの発酵過程なんかはこのCM後に行います。コーヒーの場合は通常の嫌気性や好気発酵を含めて、周辺に存在する土着の野生酵母や細菌などの働きによって発酵が始まるため、こういう部分もある意味土地の特性であるテロワール(Terroir)ということもできます。
Ryo Mikami

Ryo Mikami

大学卒業後とある事情からスターバックスに勤めたことをきっかけにコーヒーの可能性に邂逅。紆余曲折を経てスペシャルティコーヒー専門商社に入社。Fanatic道に開眼し、相場考察、産地訪問、品評会審査、大会コーチ、抽出、焙煎、機器提案等コモディティーからスペシャルティまで多岐にわたる業務に通じ現在に至る。CROWD ROASTERアドバイザー。